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HOME > ざわもえ > 移住歴半年の僕が思った空き家のこと。空き家が変われば地域も変わる!?【みつせシェアハウス記録簿 Vol.4】

移住歴半年の僕が思った空き家のこと。空き家が変われば地域も変わる!?【みつせシェアハウス記録簿 Vol.4】

ざわもえ 三瀬 みつせシェアハウス山暮らし移住
  • 2020.05.01
  • written by 山本 卓

こんにちは。すぐポン太です。 2月中旬、佐賀のお山でも雪が降りました。
スタットレスタイヤを履き替えようとした途端の、

「え?! めっちゃ、外白い!」です。

だいぶ遅い冬の装いでした。

そんな中、みつせシェアハウス作りは大詰め。みなさんの熱気でもうアチチです。みつせシェアハウスの今までの記録はこちらからどうぞ!

今回のみつせシェアハウス記録簿では、古民家リノベシェアハウスに移住して半年の僕が思う空き家のこと、想いなどを記録に残したいと思います。

古民家はマッサージよりも癒される。

佐賀県三瀬村にある古民家リノベシェアハウス。

      

「わぁーなんだか懐かしい。おじいちゃんとおばあちゃんちに帰って来た感じがする」

     

数か月前、僕がこの古民家に初め入った時の感想はこうです。
玄関を入り、吸い込まれるように畳に寝転んでみた。
天井を眺めながら、心地よく吹く風を感じながら、大きく息を吸い込む。
肺が大きく膨らみ、体に染みわたる。空気のおいしさ。

そして……。

      

玄関を入ってすぐに寝ころびたくなるような大広間

とにかくホッとする古民家という癒し空間は、
日々の暮らしの疲れを取り除いてくれるようだ。
どんなマッサージよりも効き目は抜群。
だから、人は古民家に魅了されるのではないだろうか?

総務省の発表では、ここ20年間で空き家は448万戸から820万戸に増加。
全国の空き家率でいうと、13.6%。  “空き家”は、今後もどんどん増え続けていくだろう。
そして、それは日本全国で同じ悩みとして抱えるであろう大きな問題だ。

広々とした玄関

空き家の確保は困難を極める。思い入れという存在

佐賀のお山でもこの空き家問題を解決しようという動きがある。
そのプロジェクトこそが、僕が住み始めて半年のこの”みつせシェアハウス”だ 。

NPO法人Murark(以下ムラーク)が行った空き家調査の結果、三瀬村には100軒弱の空き家があることがわかったそうだ。


「たくさんの空き家があるなら、それを活用すればいい!」


なんて、そんな簡単ではないのだ。

空き家があるからと言って、必ずしも、貸してもらったり、売ってもらえるわけではない。

古民家に住みたい、空き家を活用したいという人は、この世の中に意外にもたくさん存在する。それにも関わらず、たくさんあるはずの古民家は入手困難なのだ。

僕が住んでいる“みつせシェアハウス”も、何年もかけて、ようやく買い上げさせていただいた古民家だという。


なぜ、ここまで空き家を確保するのに時間がかかるのだろうか?


その理由は簡単で簡潔なものではない。

    

例えば“仏壇”問題。

先祖代々この場所で生きている人々の家には、仏壇が必ずある。
『その仏壇はどうすればいいのか?』
仏壇がある以上、家を簡単には手放せないのだ。

    

そして、これは僕が思う考えですが、
“よその人を入れる事は地域住民の不安となる”問題。

「なぜ、よその人を入れることに不安に感じるの? 住む人が増えるのに」

そう思う方も多いはず。
ただこれは、とても大事な問題なのだ。

集落という場所には何十年、何百年もの間、みんなで守ってきた歴史がある。
だから月に一度、顔を合わせて情報交換を行う常会があったり、
集落の神社をみんなで守っていたりする。

集落の仲間をこえて、お互いに家族以上の存在になっていく。
だからこそ、集落に知らない人を入れる事は、ものすごく不安になることなのだ。

家族団らんの食卓の中に、まったく知らないおじさんが一緒にご飯を食べているようなものに近いのかもしれない。

さらに、そういう理由で、家の持ち主は家を手放すにしても、
その後の、集落の皆さんとのことを考えていかなくてはならない。
空き家をどうするかということは、空き家の持ち主だけの問題ではなく、その集落全体の問題である 。

そして、色々な問題があるけど、
僕が思った、空き家を手放さない最大の理由だと思った問題……。 

それは“思い出”問題だ。

例えば、家の柱に自分身長を刻んだ、そんな経験が多くの人にあるはずだ。
何十年か経ったときに、「あの時こんなに身長が低かったのか?」って昔の自分を想像してみたり。
そうした、たくさんの思い出がいっぱい詰まった家。
思い出がたくさん詰まった家だからこそ 、手放すことは難しい。
だからこそ、この空き家問題は根深いのである 。

ただ、だからといって“古民家を手にいれられない”というわけではない。

では、何が必要か? 

それは『信頼関係』である。
信頼関係の構築こそが、
空き家対策の解決への糸口になりえるのだ。

    

信頼関係から始まった古民家改装計画。そして地域を巻き込んだシェアハウス作り

今回ムラークが、古民家のリノベーションを行いシェアハウスを作る計画が始まったのが2019年。

ようやく手に入れた1軒の古民家だ。

自分たちができることは自分たちでやるけれど、自分たちの力だけではできないことはやっぱり多くある。設計士さんとの打ち合わせ、デザイナーさんとの内装のイメージの共有。そして年末年始問わず作業を進めてくださった大工さん、電気工事の方、など多くの方々の知識と腕が集結 。

僕も住み始めてから、少しずつ参加させてもらって、
お手伝いしていくにつれて“不思議な事“が起こっていた。

地元の方と僕たち(異分子)との間に

   

“コミュニケーション=新しい波”が

  

生まれたのである。

    

「お! だいぶ変わってきたね。この後はどんな作業をするの?」

   

興味深々に家の中を覗き込んで、楽しそうに話かけてくれる地元の方々。

シェアハウス作りをキッカケに、地域との輪が広がり、信頼関係の種のようなもの が生まれた。

    

ついに完成? 地域のコミュニケーションの発信基地に!

壁紙を張っている様子

    

「これが正解なのかはわからない。だけどいい感じにできたよ!」

    

ドアに色を塗っている様子
共有スペースは通称イエロールームと呼ばれてます。さわやかな色合いがかわいい

     

失敗もありながら、ひとつひとつの作業を協力し合いながら作り上げてきたシェアハウスも、まもなく完成。

最近、家の前に大きな大根が2本ありました。
同じ集落の方からのシェアハウス完成祝いのプレゼントでした。
その方は何も言わずにそっと玄関に置いて去っていた。

「なんてカッコいいんだ! でも誰だろう? タイガーマスクの伊達直人?」

いや……。僕にはわかります!!  ありがとうございます!!
お酒もってお礼に伺います!(笑)

玄関に置かれていた大根のプレゼント。おでんにしていただきました。

シェアハウス作りを通して僕は
皆さんからの愛を感じました!

古民家の元持ち主さんが大切に大切にした愛したこの家を、

これからも“愛”と“笑い”がたくさん詰まった、シェアハウスにしていきます。

そして、この場所から「次は何しようか?」なんて

新しい波を生む作戦会議が行われていくことでしょう。

「え? 次は何をするのかって?」

それは秘密です。(笑)

教えてほしい方はぜひお酒を持って、みつせシェアハウスへ。

移住に関するお問い合わせ・相談はこちらまで。

  • 山本 卓

    <取材記者>

    山本 卓

    「佐賀のお山の100のしごと」記者/地域の編集者(地域おこし協力隊)

  • <取材記者>

    山本 卓「佐賀のお山の100のしごと」記者/地域の編集者(地域おこし協力隊)

    大阪府高槻市出身。10代のころから役者を志す。夢を叶えてCMや大河ドラマをはじめ映画や舞台で活動。劇団「ブラックロック」の主宰を経て、海外公演を自主企画で成功させる。その後、キー局情報番組のディレクターとして番組制作に携わる。夢は日本を動かした100人になること! 地域の人に密着した動画作成や、人の顔が見えるマップを作りたくて移住を決意

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ざわもえ 三瀬 みつせシェアハウス山暮らし移住
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